当たり前でありましたが、当時は全く気づけずにいました。
現在私は、とある製薬会社の技術職として働いています。そして今年のゴールデンウィークの期間を利用して実家に帰省した際に同じ部署の方々にお土産を買って行きました。お土産を渡した方々には、ありがとうと感謝をされたので、やっぱり小さなものでも普段から一緒に仕事をする方々に買って行って良かったと思いました。しかし、ある時自分の失態に気づきました。
それは、いつも通り出社した後に職場に向かおうとした時のことです。いつも愛想よく挨拶してくれる清掃係の人が、社員全員分の作業服を洗濯してくださってしました。私が所属する会社では、清掃係の方数名が社員の作業服を洗濯することを仕事として働いていらっしゃいます。いつも見る光景でしたので、普段は特に気を留めることも無かったのですが、その時初めて思いました。「なんで自分は、この方たちにもお土産を買ってこなかったんや」と。
そうです。恥ずかしながら私は、まったく身近な方々が仕事を側で支えてくれている事に気づいてなかったのです。過ちというと大袈裟過ぎる表現かもしれませんが、それほどまでに感謝というものの重要性に気づけた出来事だったという事です。普段同じ職場で働く先輩方については、直接指導してもらっているのでわかりやすいかもしれませんが、こういった身近に支えてくださっている方々にこそ、小さなもので良いので渡すことにしようと決めました。後から気づいた話ですが、その清掃係の方々は、毎日洗濯し終えた後は全作業服(100名以上の作業服)を全て綺麗に畳むだけでなく、元の場所に片付けてくれる際も着る順番を考えて、その人が最も着やすい順に並べてくださっているので、毎日ストレスフリーに着替えることが出来ています。
と言うわけで今回は、「見えていなかった身近な人への感謝」という演題で私の気づきを綴らせていただきました。最後までご覧いただきありがとうございました。