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大学の研究室の過ごし方 有機化学系の土日はどんな感じ?

大学の研究室って一体何してるんだろう?土日は?なんて考えたことはありませんか? 

こんにちは、ヒイラギです。これから有機化学を学んで研究室選びをしようとしてる皆さん。また、これから研究室を有機系の研究室に変えようかと検討している皆さんに私が体験した話をもとに有機化学系の土日の過ごし方について、解説していきたいと思います。ちなみに私は、大学4年生~修士課程2年生までの3年間を有機合成化学の研究室で過ごしてきましたので、それを踏まえて解説します。

土曜日はデータのまとめ

有機化学と言うものは、基本的に実験自体を生業としていますので、平日はずっと朝から晩まで実験をしています。ただそんな実験生活の毎日でも取ってきた実験データをまとめると言う作業は、必須となってきますので、そういったデータのまとめを週末に行います。

とある1週間の実験データ(モザイクを入れて具体的なデータは省いてます)

上記のような実験を1週間のうちに行った上で、そのデータをまとめています。人によっては、もう少し実験数が多かったり、少なかったりしますが基本的に10~20ほどの実験を行なってました。

人によっては追加実験を

はい、と言うわけで前述したような形で週末にデータの取りまとめを行い、次週に備えるわけです。しかしながら実験には、失敗がつきものでありデータにすら出来ない実験出てくることもしばしばです(人の腕にもよりますが、私は上手くはありませんでした)。そのため、報告会で使用できないまたは、もう少しデータが欲しいと思った際には、土日も利用して実験を行いデータをかき集めます。なので、週末も人によっては追加で実験を行う必要が出てくるわけです。ここでもやすみなど関係なく(本当は休みたかったと言う気持ちを押し殺して)進んで実験に勤しみます。

休みはほぼ無し?

そして、ここまで聞けば勘の良い皆さんならお分かりでしょう。「いや、休む時間無くね?」と。そう無いんです。(残念ながら)我々研究室の学生に休むなどという概念は存在しておらず、土日も関係なく働いております。ちなみに土曜日に実験データのまとめをすると言いましたが、日曜日は明日の準備に取り掛かったり、いつかかってくるか分からない教授のzoomミーティングに強制的に参加するのが日課になってます。なので、いわゆるブラック研究室に配属されてしまったと言う皆さんは、こういった事があるかもしれないと言うことを頭の隅にでも入れておいてください。以上、私が経験した話をもとに解説した研究室の土日の過ごし方でした。

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