こんにちは、ヒイラギです。今回は、犬飼ターボさんが書かれた著書「CHANCE」を紹介していきます。この本ね、堅いビジネス書ではなく、小説・ストーリー形式で大切なポイントが書かれていましたので、マジで読みやすかったです。本書は、泉卓也と言う主人公が独立してから成果を上げられず、苦難に悩まされる日々を送っていたのですが、そんな時に弓池という一人の成功者に出会います。その出会いをきっかけに主人公である卓也の仕事人生が変わっていく様子がリアルに描かれたビジネスマン必読の1冊です!今回では、この本を読んでみて特に私が良かった!と思ったポイントを3つにまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!
理想の一日を書き出す・人生の目的を見つける
まず卓也は、弓池と出会った後にビジネスで成功するためのある課題を出されますが、どうにも困難だと思いつつも何とかクリアします。そしてその後、人生は自分の思った通りにしかならないと弓池から教えられて、人生の目的を見つけるための10項目の質問が書かれたワークシートを与えられます。そしてそれに1つずつ丁寧に答えていくとで、自分がどうなりたいのかが明確になっていくようになります。ここの10項目ってマジで深くて皆さんにもぜひ読んでいただきたいです。例えば、項目の中に「理想の一日を書く」「人生の目的はなんですか」(実際は、もっと細かく書かれています)ってのがあるんですけど、これって人生を逆算してどんな風に設計していくか決められる項目なんですよね。
大半の人は、理想は描いても「どうせとか」「自分は...とか」考えてしまいます(実際私もそうです)。でも、人はそうやって頭の中にブレーキをかけてしまっているだけで、実際は全員が優秀な人材なんですよね。周りから無理だと思われたから、あぁ自分もやっぱ無理なんだって思ってしまう。そんな悩みを抱えているからこそ、この二つの項目には、答えて欲しいです。明確に紙に書き出す方が良いです。ちなみに、私の人生の目的は仕事で稼いだお金で将来家族をファーストクラスに乗せて海外旅行に連れていくことです。
理想の一日は、朝の4時に起きて日光を浴びた後、○○です。
良い人の見分け方(何をやるかよりも誰とやるか)
主人公の卓也は、弓池と出会った事で整体院を事業として始める事になりましたが、そこでいきなりトラブルが発生します。開店当初は、弓池や面接を経て雇った二人の女性のパートからも応援されていましたが、なかなか黒字経営にならない日々に悩まされていき、仕事に協力的でないパートたちにも次第に苛立ちを覚え、ついには完全衝突をしてしまい二人のパートを解雇してしまいました。しかし、解雇しただけでは終わらず.....ここの続きは、ぜひ本書を手に取ってみて下さい。トラブルが続き泣きそうになった卓也は、崩れるように弓池の所に相談に行きますが、弓池はそんな状況を知ってもなお、優しく卓也に寄り添ってくれました。そこで、二人で何でそんな事になったのか原因を探していると次第に問題が明らかになってきました。
まず前提として、イラついて感情的になってしまった卓也にも原因はあるのですが、それ以上に人選が良くなかった事が挙げられます。実は卓也は開業前に面接でパートを二人雇うことになったのですが、自分が採用する側に回った事がなかったので、何を聞いて良いか分からず、何となく頑張ってくれそうだという理由だけで決めてしまいました。これが一番の失敗でした。本気で仕事をやる場合に共通して言える事ですが、やはり仕事をするのは『人』である以上、自分と同じ志をもったような人でないと良好な人間関係を築くことは、難しくなってしまいます。そのため、卓也は面接の段階で本気で自分と一緒に仕事をしてくれる人かどうかを見極める必要があったのですが、それが出来ていなかった。では、見極めるためにはどうすれば良いのか。それを解決するのが次の3つです。
- 『あなたは友人、夫それから仕事の同僚からどんな人だと思われていますか』と質問する
- 過去の行動が聞けるような質問(売上に積極的に貢献してくれる人が欲しい場合、実際に昔働いていた職場で、具体的に貢献した実績を教えて下さい)をすること
- 相手が転職してきた場合、転職した理由を明確に知ること→前の職場のことをどう思っていたのかを聞く
以上になります。この3つの詳しい理由については、本書で弓池さんが分かりやすく解説してくれていますので、気になる方は、そちらをご覧ください!ポイントは、自分がどんな人と一緒に仕事をしていきたいかを考えて書き出してみる事です。それで、そんな人を雇うためにはどんな質問をすれば良いか?逆算して考えてみると良いかと思われます。
ここで補足なんですけども、これって仕事じゃなくて普段の生活にも使えるなって思ったんですよ。私、正直人を見る目って無さすぎて、学生時代なんかは結構無理して人と付き合ってたんですね。でも、それってストレス抱えるだけで、自分にとって何のプラスにも働かないことに気づいて人間関係を整理したいなって思ってたんですよ。で、そんな時に本書に出会って考えてみたら、「あ、それやったら普段から自分がどんな人と関係を築きたいかを考えて書いたらええやん!」って思ったんですよ。で、それを基に逆算していくと自ずと人は選べるんですよね。まぁ、言うのは簡単ですが、実行するのが難しくて今でも模索中です(笑)。
成功するということは、成功する自分になること
ちなみに本書は、小説形式で書かれていますので最後には驚きの結末が待っています。結末を知りたいと言う方は、何度も言いましたが、ぜひ読んでみて下さい。
弓池から成功するための方法を学び、順調な人生を送っていた卓也は、ある事をきっかけに弓池から教わったことを心に刻みます。それは「成功するということは、成功する自分になること。そして他の人の成功を助けた時、最も大きな成功を手に入れる。それが愛そのもの」です。
これ耳が痛い話でしたね。私も正直たまに「今の自分で大丈夫か...?」とか疑ったり、「自分が先に成功してやるんだ!」って思うことがあります。でも、それって間違いな訳です。成功する人って言うのは、自分が成功するに相応しいと考えてイメージして成功されます。そして自分が成功した自分になった時、他の人の手助けをして成功を分け与えます。成功は奪い合うものではなく、分かち合うものと理解されているからこそ出来る行動です。
強く未来の自分をイメージして成功する自分になって、他の人の成功を手伝う!私も道半ばですが、すべての出来事・巡り合いには意味があると思っていますので、成功する自分になりたいと思います。そしてどうかこの記事を読んだ方とも同じ気持ちでありたいと思います。
まとめ
以上が今回ご紹介した犬飼ターボさんのCHANCEの内容になります。まとめると
- 人生の目的を見つけるためには、理想の一日と未来の目的を紙に書き出す
- 人を見極めるためには、自分がどんな人と関係を築きたいかを書き出して、それに沿った質問を考える
- 成功するということは、成功する自分になること。そして他の人の成功を助けた時、最も大きな成功を手に入れる。それが愛そのもの
です。いかがでしたでしょうか?本書は、Kindle Unlimitedでもお買い求めいただけますので、ぜひ一度手に取ってみて下さい!