今回は、犬飼ターボさんが書かれた著書である「DREAM」これを解説・要約していきます。この本って実はシリーズものになっており、前作も私の記事で紹介させていただいてますので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
本書は、前作と同じ泉卓也と言う主人公が独立してから成功した後の続きを小説形式で書かれた本になります。
ビジネスって成功するまでも大変ですが、成功した後も苦難の日々に悩まされ、その様子がリアルに書かれているので絶対に読んでほしい1冊です。
今回では、この本を読んでみて特に私が良かった!と思ったポイントを2つにまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!
不労所得の大原則
前作のCHANCEで主人公の卓也は、周りの助けもあって整体院の店を立ち上げることで無事に自分のビジネスで成功を修めます。
次に主人公の泉卓也は、将来・人生の目標として不労所得を手に入れたいと決めました。
それだけ聞くと楽して儲けたいだけじゃんって思われるかもしれませんが、ここで主人公の卓也が面白いことを言うんですが、それは本書を読んでからのお楽しみということで.....
さて、不労所得を手に入れると決めた主人公の卓也は、『湯沢』と言う人物の所に不労所得を手に入れるためのノウハウを学びに行きました。
この湯沢と言う人物を知らない人のために簡単に紹介させていただきますが、湯沢は前作の「DREAM」にも登場しており、今の成功した卓也を作った恩師の一人です。
卓也は、そんな湯沢から不労所得の術を手に入れるために、大前提となる大切な10個のルールを教わります。
この10個のルールは、どれも重要な項目ですが、今回はヒイラギ的にギュギュッと1つに絞って解説します。
不労所得の大原則:理由をもつ。
ズバリ一番大切なのは理由です。主人公の卓也は、湯沢から不労所得を手に入れるのは長い道のりであることを教わります。
しかし、そんな長い道のりの中でモチベーションを維持するのは到底簡単なことではありません。短期的に消費にお金を使うことで快楽を得ようとする人は、周囲の誘惑に打ち勝つことが難しくなります。
ですので、不労所得を得るための長い道のりを歩くためには、モチベーションを持続するための理由を持つことが必須条件です。
自分はなぜ不労所得を得たいのか?ここを明確にして持っておかないとすぐに心が折れてしまいます。
そしてここで補足させていただくと、理由を持つという行為は全てに共通しています。
例えば、部活でスポーツをやっている人なら全国制覇を目的する。仕事で結果を出したいなら何年後に年収いくらにしたいのか?
ここを明確にして強くイメージを思い描くことがモチベーションとなるため、何事においても理由を持つ人は最強です。
真の成功者は他者の成功を手伝う
湯沢にレクチャーを受け、不労所得を確立させるために動き始めた卓也は、「石田」という男とある事業を立ち上げることにしました。
しかし卓也は、当時はこれが悪夢の始まりになるとは思いもしませんでした。どんな事業内容でビジネスを行っていたかは、本書を読んだ方がストーリーとして面白いので、ここでは割愛させていただきます。
今回のストーリーのポイントをまとめました。
- 石田という男は、かなりの切れ物で若い頃からその才を活かして何千万という利益をもたらしてきました。
- その石田とある方法でメンバーを募り、卓也がトップにしたビジネスで成功を目指す組織(ウィナー)を立ち上げます(石田はNo.2の座です)。
- はじめこそは、卓也と石田の思惑通りにメンバーが集まり組織運営も順調に昇り調子になっていましたが、ある日を境に経営は下落し組織内のメンバーからも不満が続出します。
- 下落したことをきっかけに石田との仲も悪くなり、その上本業である整体の仕事も疎かになった結果、赤字経営に突入します。
- すでに組織運営にやる気の無くなってしまった卓也は、石田に頼んで抜けさせてもらえないか?という相談を持ちかけた後に最後のケジメとしてウィナー全体での今後の運営会議に参加しました。
- しかしこの運営会議で、石田と卓也の間である重大な事件が起こってしまいます。
- そして壊滅的になった組織とボロボロになった整体院の様子を見てようやく己の過ちに気づいた卓也は、自分だけが成功すれば良いと言う間違った考えでビジネスをやっていた自分に気づきます。
- 「自分は他の人の成功に貢献できていたか?」「石田の金儲けのプランに乗って楽したかっただけではないのか?」「本業の自分の店で働くスタッフへ感謝を忘れていたのではないか。」様々な思いが交錯する中で、湯沢の元へ行くと、そんな卓也に湯沢は優しく寄り添ってあげます。
- (中略)湯沢や周りのスタッフのおかげで何とか立ち直れた卓也は、事件の後に人々へ償いをしたいと思い、ウィナーを含め周りで成功したいと思っている人のために尽力することを誓います。
以上が、本章のまとめになります。身勝手で自分だけが成功したいと思った人間は絶対に痛い目を見てしまうことを細かくストーリー形式で書かれており、内容としても非常に理解しやすかったです。
他の人の成功に貢献した時に最も大きな成功を手に入れる。忘れてしまいがちですが、大切な思考法です。特にこれから仕事・ビジネスで成功したいと思っている人ほどこの考え方を念頭に置いておかなければ絶対に失敗してしまうでしょう。
まとめ
以上が今回ご紹介した犬飼ターボさんが書かれた「DREAM」の解説内容になります。まとめると
- 不労所得を得るためには、自分がいつまでに何をしたいのか明確な理由を持つことが大切
- ビジネスで自分だけが得をしようとした人は、必ず失敗してしまう。
の2点が大切なポイントになります。堅いビジネス書のイメージとは違い、かなり引き込まれやすい内容になっていますので、是非一度本書を手に取ってみてください!