こんにちは、ヒイラギです。私は、3年間有機合成を専門にした研究室で実験化学を行ってきました(大学4年生+修士課程2年生)。
化学系の研究室って聞くと「遅くまでやってる」とか「教授が理不尽」とか周りからは、散々な言われようですが、まあ大体は合ってます(笑)。
最初は、そんな研究室に配属されて大丈夫か?と思ってましたが、案の定、キツすぎる毎日に嫌気がさしてきました。そもそも何のためにやってるの?とか自分には向いてないんじゃないかって思ったり...しかし、やっぱり有機化学は、化合物(生き物)相手にしてるから、時間も遅くなるし、土日なんて関係なくなるのは普通かなと周りを見ていたらそう感じるようになってきました(生物系なんてお盆もお正月も無いって聞きますから)。そして続けていくと割とこれが慣れてくるものでして...終盤には何も苦しまずにやりこなせるようになりました。どれだけ辛いことがあったとしてもそれが現実である以上、それをどう捉えて、どう乗り越えるかは、本人次第であると思います。悲観的になってもしょうがないので、向き合うことかなと…..限界だと思って、ほんの少しやってみたら案外続くものなので、継続することが大事であると思います。
逆に自分ならこれが得意だと思ってやってみても、やり始めたら無力さに気づいて辞めてしまい、最悪嫌いになってしまうこともあると思います。人生何が役に立つかわかりませんので、まずは何でも行動しなければ始まらないでしょう。具体的には、本を毎日10ページだけ読む。映画を月に2本以上見る。毎朝500 mだけジョギングするか走る。好きなスポーツ選手について、調べてみる。などなど本当に何でも良いからやってみるのが一番です。
人生と実験化学は似ています。まずは自分がやりたいと思うことをやってみて上手くいかなかったら、なぜ上手くいかないかを考えて再度またやる。それでも無理なら別の道を探す。これの繰り返しです。
よく言われている「OOやるだけで月収XX」みたいなことは言えません。私は大学・大学院時代にはそんな裏技のような方法は身につけられませんでした。実際95%が失敗で5%が成功くらいの割合でした(笑)。だからこそ私が思う成功する人は、向き不向きでやるのではなく誰よりも「前向きに」続けてきた人だと思います。この令和の時代にクサい昔のようなセリフになりましたが、これを読んだどこかの誰かのためになればと思いました。
今回はここで終えさせていただきます。
ありがとうございました。