- またミスしてしまったけど何が悪かったんだ?
- そもそも何から始めればいいのか...
こんなお悩みを持つ方に向けて、今回は仕事で失敗してしまう人の特徴とその解決方法をまとめました。
前日までに準備をしていない
まず最初にお伝えしたいのは、どんな仕事も段取りが8割ということです。
なぜならどんなに仕事が出来る人も当日に準備してさっとこなすなんて絶対に出来ないからです。
例えば、エベレストや他の山脈の登頂を目指す登山家がいきなり山を登り始めるわけはありませんよね?
どんな人でも「登るために必要なルート」「装備・食糧」「時間・ペース配分」を考えて準備を行ってから登り始めるので登頂出来るわけです。
身近な例に例えると、休みの日に旅行に行くと決まった時には、よっぽど自由旅でも無い限り必ず行くために何が必要か考えて調べて準備しますよね?
それと同じことです。しかし、いやそんな当たり前のことが仕事に置き換わると意外に出来ないことが多いです。
恥ずかしながら私も昔、何も準備せずに仕事をしたことで痛い目を見ました。
私は現在でも製薬企業の研究職として働いていますが、昔ある化合物合成の案件を任された時、その化合物について勉強不足だったため腐らせてしまった事があります。
幸いにも作り直すことで何とかなりましたが、あれが取り返しのつかないミスだったらと思うと今でもゾッとします。
なので仕事に取りかかる前には、必ず前日までに準備を行いましょう。前日までに準備を行うためのポイントをまとめましたので参考にしてみてください・
- その仕事が何のためにやるのか目的(最終目標)を確認する
- 確認したら、そこからどうやってこなすのか逆算する
- 逆算したら、その道を進む際には何が障害になって、何が分からないことなのかを把握して調べる
この3点を意識すれば、仕事で準備をしてから行うことが出来ます。
報告の練習を一切やらずにぶっつけ本番で望んでいる
上司や先輩に自分の仕事の報告をする際に何も練習せずに臨んでいませんか?私はやってました(笑)。でもそれじゃ良くないんですよね。
報告をする際には、必ず相手に報告する場面を想定してから行うことをオススメします。
なぜなら、自分の頭の中では内容について理解出来ていたとしても、相手にとっては初めて聞く情報ですので分からないことだらけだからです。
例えば「ONE PIECE」を知らない人に対して、インペルダウンの話から始めても、まったく伝わりませんよね?同じです。
そして練習するということは、自分の頭の中でも情報が整理出来るため一から説明する能力がつくので一石二鳥です。
どんな情報が不足していて、何から話せば良いのか?また、そもそもこの情報って無駄じゃないの?みたいな事が想定しやすくなります。
報告する前には必ず練習するようにしてみてください。具体的に気をつけて欲しいポイントは以下の通りです。
- 最も伝えたいことを1つにまとめる
- その上で相手がどんな事を知りたいのかを考える
- 伝えたいこと・相手が知りたいことが明確に出来たら、そこから逆算して何から始めれば良いのかを考える
この3つです。説明の練習をする際には、この3つを意識してみてください。
「コレで良い」と思っている
ここで一番お伝えしたい事は、「コレで良い」はベストな選択じゃないってことです。目指すべき状態は「コレが良い」という状態。
何事においてもそうですが、仕事や物事を進めていると必ず「慣れ」がやってきます。
それが経験値を積んだという状態の良い慣れなら大丈夫なのですが、悪い慣れであった場合、赤信号です。
例えば、現場で仕事をするときに必要な道具が何種類もあったとします。
しかもその何種類もの道具は、場所がそこそこ離れているのですべて揃えるのに1〜3分ほどかかってしまいます。
最初のうちは、不便だと思いつつも慣れてしまってそれほど気にならなくなってしまうと「コレで良いや」と悪い慣れが染み付いてしまうのです。
いやたかが1〜3分程度なら遅れにならないよって言う人もいるかもしれません。
しかし、出来る人というのはそんな細かい部分にも目を配ることで少しでも作業を効率化して大きな成果をあげていきます。
ちょっと不便だと思うことも改善することで大きな成果に繋がるのです。
では、どうすれば改善を進められるかと言うと、「自分がいまやってる仕事の方法は、コレがベストか?コレで良いになっていないか?」と聞いてみることです。
コレで良いはベストじゃない、必ず目指すならコレが良いと言う状態を目指しましょう
まとめ
と言うわけで今回は、仕事で失敗してしまう人の特徴とその解決方法をご紹介しました。まとめると、
- 仕事は段取りが8割で、前日までに準備を行う
- 相手に伝えたい事を明確にして、そこから何が必要で何が不要かを逆算していく
- 「コレで良い」ではなく「コレが良い状態を目指す」
でした。少しでも参考になればと思います。